感染管理認定看護師 三橋 奈美江
2023年5月20、21日に開催された第11回日本感染管理ネットワーク学会学術集会に現地で参加しました。今回は、東京医科歯科大学(湯島キャンパス)で開催されました。学会テーマは、「感染管理の真髄~さあ原点に立ち返ろうそして未来を見据えよう私たちはICNだ!」でした。
コロナ禍では、全てWEBでの参加となっていましたが、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで感染に関する学会も現地開催が再開され、参加者は1300名を超えていました。>新型コロナウイルス感染症に関することだけではなく、日本看護協会の福井トシ子会長より「ICNへのメッセージ」とした特別講演が行われました。また「私の交渉術」、「感染管理者のアンガーマネジメントとメンタルヘルス」など様々な講演があり、現地では興味を持った講演を全部聴講することはできませんでした。今後、WEBで見ることができる講演もあるため、現地では聴講できなかった部分を中心に視聴していきたいと思います。
対面で話すことで皆さんの活躍や悩みを共有でき、自分が現在抱えている課題解決に繋がるヒントをたくさんいただきました。今後の感染管理活動に少しでも取り入れていきたいと思います。
会場入口
26階からの眺望
摂食・嚥下障害看護認定看護師 加藤 久美子
新人研修の「食事介助」や「口腔ケア」は新型コロナウイルスの感染リスクを考慮し、中止としていましたが、2年ぶりに開催することができました。
今回は感染対策として新人職員が自分自身で体験する方法とし、スプーンの操作やKポイントの位置を確認したり、固体と液体を一緒に摂取したり様々な体験をしてもらいました。
「患者さんの姿勢やスプーンの入れる位置、出すタイミングに気をつけたい」や「自分の立ち位置を考えて介助する」などの学びの意見を頂きました。病院食の試食も行いましたが、「嚥下調整食2より4が美味しい」「嚥下調整食の違いが食べてわかった」などの感想がありました。患者体験からの学びを実践に活かして欲しいと思います。
病院食を取り分けているところ
病院食を試食しているところ(黙食)
※スタッフには写真公開の同意と許可を事前に得ております。(尚、写真撮影時のみ、一時的にマスクを外しております)
家族支援専門看護師 栗田 智美
9月上旬、日本家族看護学会 第29回学術集会に参加するため、福岡に行ってきました。家族看護学会が九州で開催されるのは、今回が初めてという記念すべき回であり、私自身にとっては初めての九州でした。
濱田裕子先生による学術集会長講演「家族のもの語りを紡ぐ」にはじまり、「はなちゃんのみそ汁」の著者である安武信吾さんの市民公開講座など、心をゆさぶられるお話を聞くことができました。命を紡ぎ、つないで生きていることに伴走する家族看護の在り方について考えさせられ、身が引き締まる思いでした。
2日目は、宇屋 貴さんの「グリーフケアとしてのエンバーミングの実際」の聴講や将来構想委員企画に参加して意見を述べました。社会は常に変化しており、取り組むべき課題も形を変えて見えてくることもあります。新しい情報を取り入れながら、自分にできることを形作っていきたいと思った2日間でした。
博多駅前。空港と市街地がとても近くて驚きました