看護部教育研修「人生の最終段階のケア」を行いました
緩和ケア認定看護師 長田 恵美
先日、院内研修をおこないました。お題はズバリ!「人生最終段階のケア」です。日本は、高齢者が最期を迎える場所として病院が8割を占めている現状があります。当院は緩和ケアだけではなく慢性期の機能もあり、院内どの場所でも患者さんの人生の最期の時間を共に過ごすことは少なくありません。最期をどのように迎えたら良いか、その過程で医療従事者として自分たちに何ができるのか、学ぶ場として企画されました。
本人の思いを共有することは勿論、医療関係者間でも様々な話し合いを行い、本人の思いを尊重したケアを目指せるようにと願いを込めて講義をおこないました。
私は言葉の定義的な所を頭に入れておくことも大事だと考えているので、「終末期ケア」「ターミナルケア」など言葉の整理を行い、厚生労働省が提唱している「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」や当院でも使われている「事前指示書」について、理解を深めてもらいました。
最後に、グループワークで看取り期における悩みなどを共有しました。誤嚥リスクがある中で「食べたい」という患者の思いをどのようにとらえ、介入したら良いか、検査や点滴などの医療行為の必要性の判断など、様々な悩みが表出されました。
どの様に過ごしたいか、思いや考えはひとそれぞれです。答えは一つではないので、患者さんの思いをしっかりと汲み取る姿勢を忘れず、これからも頑張っていきましょう!
保育所・ベビーランドつるまきでは、毎月「おたより」を発行しています。
毎週水曜日にきりん組はおはなしころりんに参加しています。藤井先生が持ってきた絵本や虫、楽器にいつも目をキラキラさせて興味津々な子ども達です!今回は、ボールをキャッチしたり、綱をジャンプしたりと体を動かして楽しみました(^^)
保育士 T.M
学びサポート室 科長 加藤久美子
当院では、看護職の業務をサポートしているナースエイドを対象に年6回の研修を企画しています。1回1時間の研修で講師は病棟科長が担っています。
8月の研修では「ベッドでの移送」を実践しました。移送役と患者・利用者役となり、段差や方向転換の仕方、患者・利用者への声かけについて体験しました。患者・利用者役では「少しの段差でも揺れがある」「声かけがあると安心する」、移送役では「2人の息が合わないと搬送しにくい」「思ったより力がいる」などの意見が聞かれました。
※研修ではナースエイド同士での移送を体験していますが、実際には看護師と行い、ナースエイド(無資格者)のみで行うことはありません。