看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 1.中国現地説明会&面接(1) 2.遠藤室長お疲れ様でした

2019年11月

1. 中国人看護師対象現地説明会&面接に行ってきました。その1

 2021年4月に日本での就職を希望する中国人看護師への説明会、ならびに当院への入職希望者との面接のために中国・山東省に行ってきました。病院見学、現地視察の時間もあり、肌で感じた初めての中国の印象をお伝えします。

 はじめに本題の説明会・面接会です。対象となるのは、すでに中国で看護師資格を有しており、日本で働くことを目指して、現在日本語や日本の文化等を学んでいる学生です。今回は、セコム医療提携病院から当院を入れて3つの病院が参加し、それぞれの看護部長から自施設の説明を行いました。多くの質問もあり、真剣に聞いてくれる皆さんの姿勢がとても印象的でした。翌日は、その学生の中で、当院ならびにセコム提携病院を希望してくれる方と面接を行いました。日本で働きたいと思う理由は、日本の最新知識・技術を学びたい、救急現場を学びたい、中国ではこれから高齢者が増えてくるのでノウハウを学びたい、日本が大好き、・・さまざまでした。中には、日本の俳優が好き、ドラマを見て憧れた等、おちゃめな理由もありました(笑)。


 中国と日本の看護師事情は少し異なっています。まず、仕事の内容ですが、日本の「療養上の世話」という役割は、中国では家族やお手伝いさんが行っています。看護師は主に医療行為を行うため、なので病院には多くの家族が付き添っていました。また、日本では看護師免許を取得すれば一生使えますが、中国では免許取得は看護師としてスタートする入り口でしかなく、その後、経験、専門知識を増やしていくことで、「上級」になる試験を受け、一般の看護師から資格を上げていきます。(護士→護師→主管護師→副主任護師→主任護師)


 さて、面接した彼ら・彼女たちはこれから来日し、日本の学校で日本の看護師国家試験合格を目指して学習を続けていきます。数日で日本が恋しくなった私からすると、母国を離れ、国家試験、就業という道を選択する志に感服します。再会できる日を楽しみにしたいと思います❤

(その2に続く)


熱心に説明を聞いてくれました。

病院見学の際、このような歓迎をいただきました。
真ん中に鳥の首が・・(料理名がわからなかった)
看護部へのお土産(笑)

2. 遠藤室長お疲れ様でした!

 サービスシステム開発室室長を務めてくれた遠藤玲子室長が、このたび鶴巻温泉病院を卒業しました。

 患者さん・ご家族に寄り添い、丁寧にご意見や声を拾い、また看護部だけではなく院内全体を支えてくれました。時に辛い場面も遠藤室長に助けられたことが多々あります。

 毎月の「接遇標語」を独特の発声で唱和する姿や、全職対象セミナーでの熱弁、地域へのごあいさつ、委員会事務局などなど、ある時は表舞台で、ある時は縁の下から支えてくれました。ありがとうございました!

送別会でも「接遇標語」をご唱和いただきました!
鈴木院長と遠藤さん

Ozawattiの徒然なるままに 1.中央材料室体験研修 2.インフルエンザワクチン接種

2019年10月

 このたびは、台風19号ならびに大雨により被害を受けられた地域の皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 甚大な被害を受け、自然災害になすすべはないのかと脅威を感じます。台風19号のときに、当院では窓ガラスが一部割れたり雨漏り等がありましたが、その程度で済み、患者さんに影響を及ぼすようなことはありませんでした。防災訓練は定期的に実施していますが浸水を想定した訓練はなく、さまざまなことを教訓に災害対策を見直していこうと思います。


1. 中央材料室研修

 9月~10月に、副部長と科長全員が中央材料室(中材)業務を体験しました。研修は1日1人~2人、滅菌技師1級を持つ五十嵐看護師の指導を受けながら、器材の回収から始まり、回収物の振り分け、洗浄・滅菌・包装まで、一連の流れを学びました。「こんな風に扱われているなんて知らなかった」「病棟でルールを守ることの大切さを実感した」等、院内にあっても縁の下の力持ちの部署なので実際の業務を知らない職員も多くいます。

 研修の目的の一つは、このところ器材の扱い方のルールが守られていないことが目立ったため、'中材を知って扱う立場になってみる'ことを掲げていました。まずずまずは、目標達成ですね。今回の学びを病棟に持ち帰り、スタッフに還元するよう期待します。

 さて、研修の学びを測定する材料として、前後で「テスト」を行いました。テスト問題は私が作成。'久々に感染管理認定看護師の血が騒ぐ~!''科長さんたちだからちょっと難しくしようかなー'なんてうきうきしながら(!)作成しました。結果は・・・・もっと修業が必要な人もいました(怒)


一応、真面目にやってます(!?)
こうなると、誰が誰かわかりません(+_+)
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研修後は80点以上で合格ですが・・d科長・k科長・o科長はやり直し(怒)

2. インフルエンザワクチン接種

 10月4週目から、職員のインフルエンザワクチン接種がスタートしました。厚労省(国立感染症研究所)の調査によると、今年のインフルエンザは8月下旬あたりから定点当たりの報告数が増えており、例年に比べると2か月も早く発生増加が始まったことになるということです。確かに、院内でも8月に複数の職員のインフルエンザ罹患報告があり(経路はそれぞれ別)、秦野市内の小中学校ですでに学級閉鎖が出ています。

 今年のウイルスの型は、2009年委世界的にパンデミックを起こしたウイルスということで、鋭意警戒、発症を最小限に抑えられるように対策の徹底が重要です。ワクチンは、接種すれば絶対にかからないというものではありませんが、ある程度の発病を予防し、たとえ罹患したとしても症状の重症化を阻止する効果がありますので、まだの方は積極的に受けてくださいね。・・・こちらも感染管理認定看護師の血が騒ぐ内容でした! 


今年はそれほど痛くなかったのは、看護師の腕がいいから?!
ドキドキしながら、接種を待つ皆さん
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国立感染症研究所「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(10/23更新)

Ozawattiの徒然なるままに 1.係長面談 2.緩和ケアチーム委員会と倫理委員会のコラボ勉強会_2

2019年9月

1. 係長面談

8月に、看護・介護係長12名ずつの、24名と面談を行いました。看護・介護係長は各病棟と教育部門に1名ずつ(ただし緩和ケア病棟は看護係長のみ、介護医療院は看護係長1名と介護係長2名)を配置しています。

看護係長は認知症看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、ファーストレベル修了、医療安全管理者他、介護係長は介護教員養成課程修了者(7名!)、認知症介護実践者研修修了者、医療安全管理者他、さまざまな資格を持つメンバーがそろっています。これらの資格を実践や教育場面に大いに活かすべく、日々頑張っています。また、「係長会」としても、「ラン伴」、「オレンジキャラバン隊」、「いきいきのびのび会」など、地域とともに活動しています。

そんな係長たち1人ずつとの面談ですが、日々のやりがいや楽しさ、困難、自身の将来像等について、'生の声'を聴きたいと思い企画しました。係長たちは、「部長に何か言われる!?」と緊張したようですが(笑)、個々の強み・弱み、やりがいになっていること、転機になったことなどなど、知ることができました。「看護が大好き!」、「介護は自分の天職!」と活き活き話す係長からは真摯な思いが伝わってきて感激!

ますますの活躍が楽しみです。

看護部係長24名勢揃い★
先日、ファーストレベルを修了した畑中真理子看護係長
介護教員資格を持つ介護係長が主催

2. 緩和ケアチーム委員会と倫理委員会のコラボ勉強会 その2

7月にコラボ勉強会2回目を開催しました。今回のテーマは、「ACPに必要な価値観を知る・引き出すワーク」です。

前回のもしバナゲームにより、価値観の多様性を実感することができました、もしバナゲームを思い出しながら、「予後○月を告げられた私。大事にしたい価値観、意向、目標はどんなことか」を考えます。価値観を探る5つのステップで、自らが持つ価値観を言語化します。子どもの頃を思い出し、身近な大人によく言われたこと、我慢していたこと、本当に望んでいたこと、今につながっていること、人生において大事にしたいこと等を書いていきます。自分を深く見つめるため、感情が揺れ動きます。

患者さんや家族の意思決定はこんな風に揺れ動くこと、あるいは真の価値観や意向をひきだすためには、あえて感情をゆさぶらなければならない状況もあるということを学びました。最後は、現役看護師であり僧侶である「玉置妙憂(たまおきみょうゆう)さん」のお話しが紹介されました。価値観を聴くことは重要です。聴くことができる自分自身をじっくり育てていかなければと感じました。

価値観ワーク。家族支援専門看護師の栗田さんからの講義
時に苦しい価値観ワーク。リラックスのために、ドクターから おやつの差し入れ

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