鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
7月に副主任研修が開催されました。看護部では現在、看護師11名、介護福祉士8名の副主任が活躍しています。副主任が一堂に集まる場は普段はないために、副主任研修は同じ立場で話せる貴重な機会です。
今回の研修目標は、「副主任としての役割を理解し、患者の思いを引き出すことができる職員の育成に役立てる」としました。業務効率化が進む中で患者さんの個別性を置き去りにしていないか、ケア度が高くなっても安全安心が担保されているか等、看護師・介護福祉士の原点に立ち返って考えてほしいという願いがありました。
前半は各グループで場面を設定し、「寄り添わない職員・寄り添う職員」をロールプレイで表現、後半は「その人らしさを支える」を目標にマンダラチャートに取り組みました。ロールプレイでは患者役があまりにもリアルで、すっかり引き込まれました(笑)。振り返りでは、'患者の思いにあらためて近づき、自分たちの行動や言動を考えることができた'という言葉もあり、忙しさの中でも大切にしていくことを立ち止まって考える時間になったと思います。 皆さん、これからもご活躍くださいね。
ロールプレイ場面(1)
(左)寄り添わない介護福祉士、(右)寄り添う介護福祉士。目線があっています。
ロールプレイ場面(2)
(左)寄り添わない看護師、(右)寄り添う看護師。言葉かけ、物腰がやわらかいです。
ロールプレイ場面(3)
車いすに座った患者役があまりにも上手で、本日の主演男優賞!(笑)
大谷翔平選手が使っていたことで注目されている目標達成シート(マンダラチャート)に真剣に取り組み中。
7月に「高校生の1日看護体験」を実施しました。看護に関心のある高校生を対象に、実際の看護の場を体験して健康や看護に対する関心を高めてもらうとともに、将来看護職を目指すきっかけにしてもらいたいというイベントです。今年度はそれぞれ違う学校から4名の学生さんが参加してくれました。回復期リハ病棟と障がい者・難病リハ病棟に分かれて、バイタルサイン測定や移送、薬剤準備の体験ほか、実際に患者さんともコミュニケーションを図ってもらいました。
朝はとても緊張していた様子でしたが、ユニフォームに着替えたら「本物の看護師になった気持ち」に変わり、さまざまに見て、感じてくれたようです。最後は'まきちゃん'との記念撮影もあり、笑顔で1日を終えていただくことができました。ぜひ、看護師を目指していってくださいネ。
「懸濁薬剤の準備」を体験中。
鈴木院長からも一言。緊張・・。
車いす体験。患者役になるとスピードや凹凸感が理解でき、移送も注意点がたくさんあることを感じることができました。
最後は'まきちゃん'と記念撮影。みんなの笑顔がキラキラしてます!
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
病院機能評価とは、第三者の立場から病院を客観的に評価するしくみです。4つのカテゴリーの項目に基づいて評価を受けます(患者中心の医療の推進、良質な医療の実践1と2、理念達成に向けた組織運営)。
今回は当院にとって5回目の受審。5年ごとの更新ですが、内容は毎回少しずつ変化しています。当初は「マニュアルが整備されているか」が中心でしたが、現在は「(マニュアルは整備されていて当然。)マニュアルに書かれていることがきっちり実践されているか」が問われます。実際、「いつ、誰が、何を根拠に、どのように、実際の事例は?」といったことをインタビューされました。できていることは評価いただき、不足部分は指摘いただき、今はまだ魂が抜けたようになっていますが(笑)、不足を埋めて、これからも患者さん・ご家族に満足していただけるケアを目指していきたいと思います。
受審に向けて舵取りをしてきてくれたTQM課、森看護副部長はじめ、特に一致団結力を発揮してくれた看護部の皆さんの労を大いにねぎらいたいです。大変お疲れ様でした!
チームで臨んだ2日間が終わりました。みんなで頑張りましたー。
最後は看護部で労をねぎらい合いました。リーダーの森副部長、受審病棟の科長さん、一緒に取り組んできた科長さん、大変お疲れ様でした。
毎年6月に病院賞の表彰があります。病院賞は、昨年1年間で鶴巻温泉病院の質の向上、知名度向上、運営等に功績のあった個人もしくは団体に贈られる賞です。今回の金賞は、インドから就職した3名-プリティさん、イラキヤさん、プリヤさんです。特定行為研修終了看護師チームも銅賞に入賞。安全文化功労賞では介護福祉士の受賞もありました。入賞こそしなかったものの多くの候補者(チーム)が推薦されており、日々の実践が頼もしい!としみじみ感じる病院賞でした。みなさん、おめでとうございました!
見事金賞を受賞したプリヤさん(左)、プリティさん(真ん中)、イラキヤさん(右)。
3人は昨年8月に入職し、いまでは当直もしっかり勤めています。介護福祉士資格取得に向かって頑張っています。
金・銀・銅賞、CS賞、学術功労賞、安全文化功労賞受賞の皆さん(勤務の都合上、全員ではありません)。
金賞の賞金を使ってインドのお菓子を看護部に差し入れてくれました。ココナッツ味で、口に入れるとふわっと溶けます。気持ちがとってもうれしいですね。さっそく満面の笑みでいただく人事の八木さん。ごちそうさまでした!
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
当院の地域連携室には2名の看護師が配置されています(室長ならびに入退院支援専従看護師)。地域連携室は、急性期の医療機関やご家族、診療所、介護施設ほか、さまざまな場所からの入院相談に応じ、入院調整を行います。また、患者さん・ご家族が願う場所に帰っていけるように社会資源や制度等に関する説明を含めた退院支援、さらに地域との交流や営業等々、広く調整・連携活動を行っています。これらの活動に看護師が関わる意味には、疾患・治療を理解しながらその方の先を予測できること、多職種コーディネイトに長けていること等が挙げられると思います。
その地域連携室に、看護師1名があらたに加わりました。緩和ケア、回復期、特殊疾患病棟等の管理経験のある中根科長です。当院の平均在院日数が年々短くなっていく中、早期に患者さんをお受けして、(基本は)帰っていただけるように支援する体制の強化が重要になります。看護師としての強みを存分に発揮して、地域連携室をさらに盛り上げていってくださいね。
(右)入退院支援専従看護師の原岡科長
(左)今回、あらたに加わった中根科長。
「さまざまな病棟で得た知識や経験を活かして医療機関と患者さんをスムーズにつなぎ、そして鶴巻温泉病院の良さを多くの方に伝えていきたいと思います。」と頼もしい一言。
真剣に電話対応中のところをすかさず パシャ。
昨年9月にリモート面接したインドからの来日候補生(2022年9月ブログ)のうち、2名の入職が決まり、5月に来日、入職となりました。本来5月はさわやかで過ごしやすい季節ですが、今年は猛暑日かと思えば肌寒かったり大雨だったり天候が不安定で、2人ともとまどったようです。それでも病棟スタッフや、同じインドの先輩であるプリティさん、プリヤさん、イラキアさんに'生活の知恵'を教わりながら、新生活をスタートさせています。前の3名と同じく、礼儀正しく吸収力があり、2人の成長が楽しみです。
鈴木院長からの辞令交付。やはりお辞儀が深い!
(左)ヨガラクシュミさん。通称、ヨガさん。自分の性格は'控え目だけどタフ'と。(右)チャンドルさん。性格は'陽気'と。これからどうぞよろしくお願いいたします。
看護部のインスタを開設して2年。担当者が曖昧で、全く更新もせずに2年で投稿した写真は13枚だけ・・(泣)リハ部のインスタが充実しているので、それを見ながら毎日、「明日はやるぞ」と思いつつ・・そんな重い腰がやっとあがり、私自身がインスタ教室に通い、そして看護部に味方がやってきたので、6月中に看護部インスタをリニューアルします!乞うご期待!!
リハ部の米沢科長(左)からもレッスンを受ける篠原係長(右)。
一緒に頑張りましょうね!