鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
2023年が始まりました。病院では新年の始まりに、いくつかの恒例行事があります。その一つが「仕事始め式」です。コロナ流行前は多くの職員が出席していましたが、ここ数年は出席者を限定して実施しています。院長の『年頭のあいさつ』に続き、近くにいる人同士でお互いをほめあいます。'ほめる'ことは、相手との関係が良好になる、相手に自信とやる気をあたえる、自分の気持ちも前向きになる等、たくさんの効果が得られます。
今年は近くにK介護科長がいたので、髪型をほめてみたところ、「ほめるときのポイントは外見ではなく、性格や行動、考え方やセンスなど」と指摘されてしまいました(汗)。いかに普段からほめていることが少ないかと内省・・。 ほめあっているその場は笑い声があふれ、コロナに負けない明るい年になると確信しました!
そして、仕事始め式の締めは、こちらも恒例になった総務課・稲垣係長です。病院の繁栄と職員の健康を願い、どうぞこの一年もよろしくお願いいたします。
(左)鈴木院長 (右)総務課・稲垣係長
かけ声は「えい、えい、おー!」です。総務課には大変お世話になっております。
比々多神社参拝。
(左)小澤 (真ん中)鈴木院長 (右)田村事務長
比々多神社に飾られていたウサギの置物。
ウサギは「成長」や「飛躍」の象徴と言われているので、ぜひあやかりましょ❤。
久しぶりにひいたおみくじは大吉!
ガラスのうさぎのストラップは、科長さんたちへのお年賀。
当院のリハビリテーション部には、レクリエーション活動を提供してくれるレクリエーショントレーナーがいます。レク活動を通じて患者さん・入所者さんの心身機能の維持向上や心の元気の回復を目指し、また生活がより豊かになることを最重要課題として四季折々のイベントを企画してくれています。(私も入院中にお世話になりました。2019年2月のブログ参照)
直近の活動の一つに『一緒に咲かせませんか』があります。ガラス窓に貼った梅の木に、梅の花びらを貼っていくというものです。梅の花びらの色塗りや花びらの形に切ることもレクの一環として患者さんが行い、1枚1枚に患者さんの心がこもっています。そして、木の枝はあえて高く伸ばし、'高い枝に貼るために(患者さんに)身体を伸ばしてもらう'という意図があるそうです。
'行きたくなる場所・コミュニティになってほしい'というレクトレーナーの方々の熱い思いも感じながら、ぜひご覧になってみてください。
レクリエーショントレーナーの戸田さん(左)と上野副主任(右)。
いつも楽しめるレクの提供をありがとうございます。
すべて患者さんの手作り。本館東棟1Fの梅の木は、2月末まで展示予定です。
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
院内でCOVID-19がぽつぽつ増え始め、11月に予定されていた医療機能評価受審目前に受審予定病棟に発生があり、結局受審が延期となりました。機能評価受審に向けては、ここ数か月間看護部全体で準備してきたため、肩の力が抜けたというのが正直な気持ちです。それでも、日々の実践を振り返る有意義な機会になりました。急遽受審の連絡がきても、あわてずに対応できるよう整えておきたいと思います。
そして、今月に入り「第8波」が猛威をふるいました。職員、患者・入所者さんの感染者が増え、転病棟、職員リリーフ体制、臨時会議、防護用具・物品追加購入等々、あわただしい日々を過ごすことになりました。現在は収束に向かい平常を取り戻しつつありますが、渦中の現場では、職員自身も感染の不安を持ちながら(実際に感染を受けてしまった職員もいました)、専門職としての責務を果たそうとする勇姿に、ただただ深謝の念を抱くばかりでした。皆さんの尽力に感謝します。
そんな中でもあちこちの病棟にクリスマスの飾り付けがありました。患者・入所者さんが、ほんの少しでも明るい気持ちになっていただきたいという職員の思いが伝わるといいなと願います。
鶴のまきちゃんもクリスマスヴァージョン(左上)
手作りのオーナメントに'愛'を感じます
プリティさん、プリヤさん、イラキヤさんが入職して5か月(詳細は2022年8月のブログに記載)。3人はのみ込みが早くて、任せられることも増えています。そして、どんどん上達する日本語で、患者さん・入所者さん・職員とのコミュニケーションを積極的に図っています。
毎日の夕食は3人一緒ということで、食事当番が決まっているそうです。作った料理を病棟にも時々持ってきてくれて、私もちゃっかりいただきました!
コロナ禍で、それぞれの病棟では歓迎会や忘年会を催すことができませんが、鶴巻に来て初めて迎えるクリスマスなので、雰囲気だけでも感じてもらいたいと思い、3人を食事に誘いました。結局、インド料理になりましたが(笑)、メニューを解説してもらいながら至福のひと時を過ごすことができました。これからもよろしくお願いいたします。
お仕事姿編:(左)プリヤさん (真ん中)プリティさん (右)イラキヤさん、笑顔が素敵です。
プライベート姿編:(左)イラキヤさん(真ん中)プリティさん (右)プリヤさん、beautiful!
いただいたチキンのカレー煮込み。スパイスが効いていて本場の味わい!
鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
【看護部長ブログバックナンバー】
10月に「第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回日本介護学会inかながわ」が横浜・大さん橋ホールで開催されました(ハイブリッド形式)。この栄えある学会の実行委員長に当院の篠原雅代介護係長が抜擢され、任務を完遂いたしました!
学会テーマは「逃げる・生きる・整える」。'えっ?どういうことだろう?'と思い聞いてみると、自然災害や感染症に翻弄されている今、介護福祉士が持つ「逃げる技術、生きる知恵、そして人と環境を整える智慧」は地域の中の潤滑油になり得る、という思いが込められていることがわかりました。その内容は、研究発表はもちろん、災害に関する基調講演、マインドフルネス、朝ヨガなどもあったり、充実したものでした。以下、篠原実行委員長のコメントを紹介します。
『参加者全員が体を動かし、心を震わせ、感じ、考え、学びを深める大会としたい』という熱い思いで約1年前から準備をしてきました。大きな役割を全うできるのか不安でしたが、神奈川県介護福祉士会会長をはじめ実行委員メンバー、多くのボランティアさんに助けられ無事に開催することができました。達成することの喜び、人とのつながりの大切さを深く感じた貴重な経験ができました。
大変、お疲れ様でした。
(右)神奈川県介護福祉士会会長のコッシュ石井美千代さん
(左)実行委員長を務めた篠原介護係長
介護職採用に向けたパンフレットをリニューアルするために、撮影が行われました。今回のパンフレットのコンセプトは「オンとオフ」です。介護は人に関わる仕事、自分の普段の生活の様子が仕事(介護)に現れる。仕事の内容を伝えるだけではなく、プライベートの時間も紹介して当院の介護を知ってもらいたい。そんな願いを込めました。現在は刷版待ちとなっています。出来上がったらぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。
看護師と意見交換する「オン」の一コマ
イラキヤさん、プリヤさん、プリティさんもモデルに。かわいい仕上りです!
2018年11月のブログで「キネステティクファシリテーターネオ」の資格を持つ鈴木龍司介護係長を紹介しました。資格取得後、こつこつと活動を重ね、その姿とキネステの効果を実感して、後に続けとばかりに(!?)キネステを学んでいる職員がいました。学習段階ごとに時間と費用が必要ですが、自己研鑽として学んでいることに感銘を受けました。学び続ける人は輝いています!
サポーターレベルを修了した原田将光さん。
「これからもこつこつ継続して学んでいきます。」
サポーターレベルを修了した相内寿副主任。
「動きを分析して言語化することを学び、動きを人に伝えるときに役立っています。」