blog_26 おいしく、楽しく食べて欲しい 病院賞候補者
退院された患者さんからのお便りに次のようなものがありました。
「入院時、体調が悪くミキサー食をお願いしていましたが、家庭ではできないくらい、品数や栄養バランスを考えてくださり、食べることが生きがいだった父にとってはとてもしあわせなことでした。」
患者さんにとって食べることは楽しみの一つです。できるだけおいしく、楽しめる食事を提供できたらと思っています。でも病状によっては口から食事を取れない患者さんもたくさんいらっしゃいます。栄養科ではそのような方にも症状に配慮しつつ、ご家族も一緒に楽しむ「おやつバイキング」や、刺身をガーゼで包んで食感を楽しんでいただいたり、口の中をさっぱりさせ食欲に繋げるためにレモン氷を準備したりして口から食べることを推進しています。
先日Ａ病院の先生からこんなお話を頂きました。「鶴巻温泉病院から退院されてきた患者さんがとても良い病院だと言っていたけど、ただ一つ、食事が美味しければもっとよかったと言っていました」と。
患者さんはＡ病院に入院していて鶴巻に転院して来られたので、Ａ病院の食事と比べられたのだと思います。早速担当者がＡ病院に行って患者食を食べさせて頂き、その際に鶴巻温泉病院の患者食も持参し、直接食べ比べてみました。実際には遜色はなかったのですが、鶴巻では噛み砕いたり、飲み込んだりする力が弱い方が多く、A病院より軟らかめで小さく刻んで提供していました。その点が物足りないと感じたのかもしれません。
食べ物は一人ひとり好みが違いますので全員が「おいしい」と言ってくださるようなことはありません。でも、できるだけ大勢の人が「おいしい」「体のためにいい食事だ」と思ってくださるように、また、食事を食べられない患者さんにも少しでも口から食べることを楽しんでいだけるように色々工夫をしようと思っています。
鶴巻温泉病院では「鶴巻膳」といって特別食を用意しています。南館6階のパントリーや和室で用意できます。
鶴巻膳メニューのご予約・お問合せは、南館6階パントリーにお申し出ください。（2019年2月修正・追記）
人気メニューは 第1位 天ぷら 第2位 さしみ です。予約が必要です。また病院の食事に関してご希望やご意見がありましたら遠慮せずにご意見箱に投書してください。
第３回 鶴巻温泉病院賞の公募が始まりました。２０１１年９月３０日までの業績が対象です。
患者さんや、病院のためになった個人やグループが対象です。職員は所定の用紙に記入し、提案箱に入れるか、院長室まで提出してください。自薦他薦を問いません。患者さん・ご家族も、褒めてあげたいと思う職員やグループがいたら、是非応募してください。
ご意見箱の用紙に職員名と褒めたい理由を書いて、ご意見箱に入れてください。職員の名前が分からなければ、どんな仕事をする人等を書いてください。探してみます。但し、応募されても全ての対象者に病院賞が出るわけではありませんのでご了承下さい。提出期限は１０月３１日です。
2011年10月5日 鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太
湘南メディカルセンター 湘南リハビリテーションセンター
