嚥下外来のご案内(完全予約制)|受診された方のご紹介
2020年5月掲出(再掲)
当院では、口から食べるために、嚥下(えんげ)障害に対するリハビリテーションを2000年から実践してきました。2016年10月、在宅生活を送っておられる方にも嚥下障害に対するリハビリテーションを広げていけるように「嚥下外来」を開始しました。
口から食べてはいるけれども、むせてしまう。いまは口から食べていないけれども、少しでも口から食べたい。その他、口からご飯を食べるための相談をお聞きしたいと思います。お気軽にご相談ください。医師・認定看護師(摂食嚥下障害分野)・言語聴覚士・管理栄養士がお話を伺います。
嚥下外来を受診された方のご紹介
A様...退院後は胃瘻からの栄養摂取でした。当院より訪問リハビリテーションを行っていた理学療法士が、「口から食べさせたい」とのご家族の希望をうかがいました。
B様...当院の回復期リハビリテーション病棟にご入院されていました。自宅退院後、定期的に嚥下外来を受診され、1 泊2 日の検査入院で、飲み込みの機能の評価と食事の指導を受けています。
C様...ご家族のご希望のもと、施設の職員の方と一緒に、当院の嚥下外来を受診されました。その後、詳細な検査を行うために1 泊2 日の検査入院をされました。
D様...(地域のお祭りで当院リハビリテーション部が行う)飲み込みのチェックを行った方が、嚥下外来を受診されました。診察で、簡単な飲み込みの評価を行い、経過観察となりました。
嚥下外来 予約について
- 予約の受付時間: 平日 9:30~17:00
- 鶴巻温泉病院(代表)電話 0463-78-1311
- 外来受付 までご連絡ください。
嚥下外来は完全予約制となります。外来受付にお電話をいただき、予約をお願いします。かかりつけの先生がおられるようであれば、紹介状があればよりわかりやすいですのでお願いします。なくてもかまいません。
嚥下外来 診察について
医師・認定看護師・言語聴覚士・管理栄養士がお話を伺います。外来で簡単な飲み込みの検査を行ないます。そのうえで、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査が必要であると判断した場合には、入院での検査(1泊2日)の予定を立てていきます。
※飲み込みの過程や状態を正確に評価するための嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査を受けていただくには、ご家族への説明と同意が必要となります。説明後には検査入院日を決定いたしますので、可能な限りご家族同伴でお願いします。
検査が必要でないようであれば、自宅でできることの指導や、外来栄養指導・訪問リハビリ・訪問栄養指導などの検討も進めていきます。
嚥下造影検査(えんげぞうえいけんさ)とは
レントゲン室でX線を照射しながら、X線に写る薬品(造影剤:バリウム)を混 ぜたとろみ水、ゼリーやその他の形状の飲食物を食べていただき、その状況を録画 して飲み込みを確認する検査です。
嚥下内視鏡検査(えんげないしきょうけんさ)とは
鼻から内視鏡カメラを入れて「のど」を観察します。のどの奥にカメラを入 た状態で、食べ物を食べていただき「食道の入り口、気管の入口」の様子を録画し て飲み込みを確認する検査です。
嚥下内視鏡検査(VE)