看護部長ブログ
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Ozawattiの徒然なるままに 4月

2025年4月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

  ①新たな体制がスタート!

2025年度が始まりました。4月からの看護部の体制で、あらたなチャレンジがいくつかあります。1つ目は副部長の体制です。昨年度までは2名の看護師でしたが、今年度はそこに介護福祉士の副部長を1名加えて、3名体制としました。100名弱の介護福祉士が働く当院だからこそ、さらなる発展を期待してのことです。看護部副部長として介護福祉士が立っている病院はそれほどないと思うため、画期的なことだと考えています。看護師副部長1名もあらたな昇格です。顔ぶれ、人数ともに新しくなり、これまで以上に看護部を盛り上げていってくれることを楽しみにしています。

2つ目のチャレンジは、「回復期介護科」の新設です。従来、回復期4病棟にそれぞれ介護職を配置していたものの、施設要件上では配置数が小さいため、介護職同士の連携が少ない、休みの希望が重なれない等の問題がありました。これらの問題を解決するために、2年前から2病棟の介護職をワンチームにする体制に取り組み、そして今年度「4病棟介護職ワンチーム」に至りました。責任者にはあらたに介護科長代理をたてました。モデルがない中で運営していくことになりますが、介護職の力を大いに生かし、柔軟な発想で進んでいってくれることを期待しています。

新たな体制がスタート 1

1. 3名の副部長。「精一杯、頑張ります!」 左:下田副部長(新たに昇格)真ん中:小玉副部長(新たに昇格)(右)柏木副部長

新たな体制がスタート 2

2. 新たな「回復期介護科」の管理責任者を務める鈴木大輔介護科長代理

新たな体制がスタート 3

3. 回復期介護科朝礼の様子。朝礼のあと4病棟に分かれていきます。

新たな体制がスタート 4

4. 回復期介護科に迎える新人さんのために「well comeボード」作成中。

  ②あふれるエネルギー

春は異動があります。'その部署に3年以上'が異動の基準になりますが、意向調査の結果や全体のバランスで決定します。この春は特に科長職の異動が多めでした。病棟機能が異なると管理内容や方法に違いが出てくるため、役職者であっても初めてあるいは久しぶりの機能の病棟に異動すると、しばらく固まってしまいます(笑)。でも、わからないからこそ必死に知ろうとする姿はエネルギーがあふれています。また、新しい目は、そこでは当たり前にされていたことを変えていくきっかけにもなります。異動や新人さんを迎えたり'ざわざわ'する時期ですが、それも楽しみながらみんなで進んでいってもらいたいと思います。

それでは、今年度もよろしくお願いいたします。

あふれるエネルギー 1

5. 介護医療院管理者。(左)大木介護係長 (真ん中)篠原介護科長代理。人事担当から介護医療院責任者へ。(右)工藤看護係長

あふれるエネルギー 2

6. 回復期から療養病棟に昇格異動した畑中看護科長代理。3月に特定行為研修を修了しました。

あふれるエネルギー 3

7.(左)感染管理室専従看護師として活躍してきた前田看護係長。約10年ぶりに病棟へ。(右)川口看護副主任。

あふれるエネルギー 4

8.(左)地域包括ケア病棟・大友科長(右)回復期から異動した富樫介護係長。

あふれるエネルギー 5

9.(左)療養から回復期に昇格異動した田中看護係長 (右)回復期4階から3階に異動した岩川チーフ。

Ozawattiの徒然なるままに 2月

2025年3月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
看護部長ブログバックナンバー

  ①続々と報告会

2024年度もあとひと月となりました。各委員会・会議の「年間活動報告とまとめ」が続きます。日頃はなかなか出席できていない委員会でも、ここだけは!と思い、先日セーフティマネジメント(以下、セーフティ)委員会と看護部療養支援委員会の報告会に出席しました。

セーフティでは、今年度「転倒転落骨折予防」「マニュアル・学習会」「誤認防止」の3つの班を作り活動。転倒と言えば回リハ病棟のイメージが大きいように思いますが、地ケア、難病、緩和等、疾患から影響される転倒はどこの病棟でも発生しています。今年度は、転んでも衝撃を吸収してくれる床マット『ころやわ』の試行や、職員が開発した『つるピクト』(2022年1月ブログ)を進化させるなど、いろいろな取り組みをあらためて理解しました。

療養支援委員会では、「退院困難な方への支援」をテーマに、各病棟から報告されました。共通していたことは、患者さんと家族の意思が違う時にどのように関わっていくかということ。患者さんを一番に考えても介護する家族の環境が整わなければ現実は厳しく、何度も話し合ったり、その家族を誰がどのように支えるのかなど、1つ1つが大切な事例として報告されました。印象に残った一つは、長期療養になる患者さんが多い特殊疾患病棟での「外出・外泊支援」でした。退院することは難しいけれど、数名の患者さんの自宅への外出・外泊を叶えているすばらしい支援!「無理」ではなく、いかに実現させるかであり、患者さん・家族にとっては大きな希望になると感激しました。

報告会1

セーフティマネジメント委員会で作成した安全標語ポスターの一例

報告会2

セーフティ3つの班の活動報告

報告会3

療養支援委員会では、退院支援だけではなく、療養環境の支援も大切にしています。

報告会4

緩和ケア病棟での看取りの支援や、回復期リハ病棟看護師が退院前自宅訪問により実際の自宅環境を確認して退院支援を行った事例等が報告されました。


  ②コーチングプロジェクトキックオフ

コーチングとは、広辞苑第六版によると、①コーチすること。指導・助言すること。②本人が自ら考え行動する能力をコーチが対話を通して引き出す指導術、と示されています。そして、組織にコーチングを導入することで、職員の自主性を引き出し、全体の活性化に一定の効果が期待できるとされています。

2023年8月に当院に就任された出江(いづみ)紳一副院長は、国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチでもあり、当院でのコーチング導入を提案して下さいました。事務局がこつこつと準備し、そして満を持して(!?)、プロジェクトキックオフの日を迎えることができました。プログラム提供元である'コーチエイ'とリモートでつなぎ、今回は説明を聞くだけかと思いましたが、しばしば「1 on 1」。しかも、答えは自分の奥に眠っているような内容で、'そういえば、自分が大切にしていたことってこれだったな'と深く思い返すことも。参加した全員がそれぞれに感じることがあったようで、終わった後の皆さんのとても良い表情と良い雰囲気が印象的でした。変化していく様子(?)を、定期的に報告いたしますね。

コーチングプロジェクトキックオフ1

「1 on 1」を行い、感じたことや今の気持ちを共有。

コーチングプロジェクトキックオフ2

プロジェクト事務局を務める稲垣課長代理。(仕事納め・仕事始めの「えいえいおー!」が名物です)

コーチングプロジェクトキックオフ3

最後に、出江副院長からご挨拶をいただきました。これからよろしくお願いいたします。

Ozawattiの徒然なるままに 1月

2025年1月

鶴巻温泉病院 看護部長 小澤 美紀
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  ①年末年始の行事

新しい年になりました。カレンダーの年末年始は最大9連休でしたが、院内には365日、患者さん・入所者さんがいらっしゃいますので、職員は交代勤務になります。世の中はお休みという人も多い中、勤務いただきありがとうございました。

さて、年末年始は院内のイベントが盛りだくさん。12月の「ツルミネーション」(「あかりの夜」の名称を改名。由来は、'鶴巻'と'イルミネーション'を合体させた(笑))、永年勤続表彰、仕事納め式、仕事始め式、幹部の比々多神社参拝等々です。以前は年末に餅つき、年始はおしるこがふるまわれる等の行事がありましたが、時代の変化に合わせてやめてしまったことがいくつかあります。それは寂しくもありますが、「大切なことは何か」を考えるきっかけにもなりました。

変化に立ち向かうための必要なマインド、力についてはさまざまに言われていますが、今の私の立ち位置で気持ちに刺さった内容は、次の5つです。①変わりゆく世を楽しめる、②デジタルに強い、③独自性を大切にする、④グローバルな視点、⑤多様性の尊重。どれもまだまだだと思うので(②は特に・・)、心にとめて動いていこうと思います。

それでは、本年も病院の繁栄と職員、皆様の健康を願い、どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始の行事1

12月に田村事務長のお祝い。野球好きにちなんで、ユニフォームが贈られました。(ユニフォームにヒントがあります)

年末年始の行事2

ツルミネーション。1月中旬までライトアップされます。

年末年始の行事3

永年勤続表彰式。院内全体で、20年表彰3名、10年表彰26名です。勤続ありがとうございます!

年末年始の行事4

仕事始め式恒例の「ほめる!」。みんなが笑顔になります。

年末年始の行事5

新年になり、病院の繁栄と職員の健康、患者さん・入所者さんの安全を願い、比々多神社に参拝。(左)小澤 (真ん中)鈴木院長 (右)田村事務長

年末年始の行事6

蛇は脱皮を繰り返して成長することから、金運や幸運を招くと考えられています。ぜひ、あやかりたい!

  ②報告会いろいろ

看護部では、長期研修や学会参加のあとに、その学びを科長会で報告してもらう機会があります。最近では、セコム提携病院神奈川ブロック交流研修、日本介護福祉士会全国大会、日本慢性期医療学会、実習指導者講習会(看護師・介護福祉士)の参加者からの報告がありました。科長会での発表はとても緊張すると思いますが、皆さんそれぞれに準備を整えて、決められた時間内にポイントを押さえて上手に報告してくれます。ラダー教育の中で発表する機会が多く、訓練されている成果だなとあらためて実感しました。研修・学会参加者だけではなく、報告を聞いた側も学びになりますので、お互いにその学びを現場に還元していただきたいと思います。

年末年始の行事7

実習指導者講習会のまとめの発表会はZOOMで参加。画面右上に小さく映っているのが、当院からの受講生の発表の様子です。

年末年始の行事8

日本慢性期医療協会学会で、排便支援委員会の取り組みを発表しました。

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